“50代の落書き”「フィフティズ・グラフィティ」のコンセプト

カテゴリー「自転車」の26件の記事

2015年9月11日 (金)

クイックエース 「ビフォーアフター」番外編? 「旅する自転車ランドナー&スポルティーフの本」 特別企画:アルプス・クイックエースを組み上げる(後編)

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またずいぶん開いてしまいましたが、今回はクイックエース組み上げ記事にポイントを絞って、思う所を書いて見たいと思います。自分が手に入れた車両とほぼ同時期、まさに「40年前の新車」であるわけですから興味津々!

 

 

 

記事の冒頭では、絶頂期に惜しまれつつ閉店したアルプスの車両や用品が、今なお高い人気で取引されていると書かれています。「アルプス」というブランドは本当に孤高で個性的な自転車づくりをしてきたと思いますし、40年前にあまたある輪行ランドナーの中から「クイックエース」を選んだのは、10代の自分にもそこに強いシンパシーを感じられたためだったと記憶しています。

 

 

ただ実際に乗って使ってみた感想として、正直疑問もいろいろ出てきましたし、不具合や使いにくさもけっこうありました。また、決して「美的」な自転車ではないな、というのも当初から現在まで変わらぬ、偽らざる感想でした。この記事は、ひょっとしたら長年抱いてきた様々な「?」に、ある程度の答えが見つけられるのではないか、と期待したわけです。

 

 

さて、記事は組立に入る前に、輪行の歴史とクイックエースの分解方式についてさらりと触れています。自分がクイックエースを手に入れた40年前は、輪行するにはまだサイクリング協会の会員証だの手荷物切符だのが必要でした。それはともかく駅前で電車の時間を気にしながら分解して縛り上げるのはなかなかスリリングな体験で、練習通りにいかずあせってフレームを傷と油だらけにしたものでした。組立も、いつもどこかすんなりいかないところが出て、今一つ完全整備状態で走れた記憶がない、というのが本当のところで、結局あんまり輪行はやりませんでした。代わりに、免許取得後は親から借り出したギャランGTOのトランクに押し込んで「カーサイクリング」の真似事をやったりもしました。GTOのトランク開口はかなり狭かったのでフォーク抜きでなければ積み込めず、この点はラッキーでしたが、それでも分解組立は簡単ではなかったと記憶してますね。

 

 

そんなこんなで実際は分解せずに全走、の方が多かったので、自慢の「分解機能」は自分には宝の持ち腐れであったわけです。となると、逆に蝶ネジとクイックレバーだらけの設計の弱点も顔を出すわけです。何となく締め付け甘いよね感。後には大分構造見直しされたようですが、1974年型あたりではまだプリミティブな作りも散見されて、精度や強度には不満もありましたね。というわけで、「経験の浅い乗り手」という悪条件下の感想ではありますが、正直とても素晴しいぞとまでは残念ながらね、結論付けられなかったわけです。

 

 

記事は「アルプス式輪行車」の要である、「フォーク抜き輪行」について説明しています。まさに画期的であったわけですが、実際にやってみると結構面倒くさく、手間のかかるものでした。また74年式ではヘッドベアリングのリテーナーがシールドされていませんので、分解時グリスべたべたになりました。かといってグリスをふき取ってしまう訳にもいかず、一方で砂など付着したらアウトですし、結論として言われるほど便利とは思えない代物でした。売り物のヘッドクイックバンドも玉押しの締め付け具合がけっこう微妙で調整が難しく走行中に異音が出たりと、大分悩まされたというのが本音です。

 

 

また、分解したフレームと後輪とフォーク付きの前輪部分を拘束ベルトでまとめるのですが、フォークが回ってしまうために良い位置に重ねるのが至難の業で、これにハンドルを知恵の輪のようにはめ込んで、となると、正直苦行ですらありましたね。フレームに傷もつけずにすんなり分解組立が出来るヘビーユーザーの方がいらっしゃるんでしょうけど、もう尊敬以外の何ものでもないです。もちろん記事には、そんな下手くそのネガティブな思い出など微塵もなく、名車名車の連呼が続くわけです。ま、いいですけどねw

 

 

続いて記事は今回の組立企画の中心となる、1975年製のフレームの話になります。自分にも最も興味のあるところです。「塗り替えた」とか、「キャリアを新作」などとある事から良く読むと新品のままという訳ではなさそうですが、綺麗なイエローで再塗装されているのが見て取れ、大いに期待が高まります。自分は注文の時に色を決めて行かなかったので、10数色くらいの基本色サンプルの中から選べず、200数十色のカラー見本帳の中からサックスブルーを選ばせてもらった思い出があります。記事の車両はマーク・バッジ類は新品のようで、レストア時諦めた自分にはうらやましい限りです。



 

記事ではフレーム材質について触れてませんが、自分の記憶では「クイック・エース」(自分のはこれです。表記は1981年の広告から)は74年当時いわゆるハイテン管フルセットでした。‘81年にはメイン3本がクロモリになると「クイック・エース・スーパー」、クロモリフルセット(で、たしかフルオーダー)のものは「スーパー・エース」と呼ばれていたようです。が、74年ごろの雑誌を紛失してしまったので当時どうだったか定かではありません。モデル末期では普通にクロモリフルセットだったのでしょうかね。記事のフレームは子細にみるとフォーク直付けのランプステーがパイプ若しくは鋼線(自分のはプレス品)、チェーンガードがゴムタイプ(自分のは鋼線を曲げたもの)、Fディレーラー台座が直付、Wレバー台座がサンプレ用、何よりシートステイ上端が2本巻など、上等な工作が随所にありますので、少なくとも「クイック・エース・スーパー」グレードではないかと推察されます。



 

以前ブログで書いた、自分の車両で最大のミステリー「フロント側カンチ台座の芯々寸法狭すぎ」に関しては、「650Aのポジション」で、「ブレーキはマファッククリテリウム、台座の寸法次第ではこれを使うのは無理があるが、このアルプスにはぴったりだ」という記述があり、取付けに特に問題は無かったように読み取れます。ただ確かなことは言えませんが、リヤブレーキのアップ(といっても小さい写真ですが)ではブレーキフネのシャフトにアーチワイヤが乗り上げているように見えます。つまりカンチのアームが水平より下を向くようなセッティングになっているわけで、この原因はやはり台座の間隔が狭すぎる為ではないかと推察します。フロントもブレーキ部の大写しがないので確認は出来ませんが車両全体写真を見る限り同様の取付け状況に見えますね。これは自分の車両に近い取付け状態に思え、もしそうなら「ぴったり」のはずはないのですが・・・で、結局謎は深まってしまいましたw。

 



一方、自分はさんざん苦労したサンプレRディ レーラーの取付け調整については特に何も触れられていませんので、プロがやればなんてことなかったのでしょうw 自分の車のサンプレ専用ストドロエンドは恐ら くトーエイ製のプレス品で、やや強度不足で曲がりが出やすいのと、通常はつけたままで使う直付け用金具を外して取り付ける構造なので、テンション調整に技 術が必要なのが難点でした。記事のフレームも恐らく同じ構造と思いますが、これもまた謎のままでw




泥除けは、リヤの分割部の処理に後期モデルでは特殊な構造の専用連結金具を使っていたようですが、自分の74年型は記事同様の手作り感満載の構造で、板厚分の段差がご愛嬌でした。この接合部分とエンド部のステー止め金具(ステッパーというのだそうです)の蝶ネジが緩みやすくて苦労した思い出があります。またこの構造の為シートステーブリッジの貫通穴が通常と違い上下方向なのでセンタープルが使えず、カンチ台座間隔の狭さと合わせてブレーキ交換品選定の際に大変苦労した思い出があります(結局シマノ・アルタスしか使えませんでした)。

 

 

またフェンダーステーのフェンダー側取付けがダルマ2個となっている理由について、フロント側のトークリップとの隙間確保の為、と記事に書かれてますが、これは分割取り外しされたリヤフェンダーのステーの位置決めが主目的のように感じます。各部のネジ穴の規格がやはり現行と違っていたようで、自分もレストアの時に修正に苦労しました。またフェンダーとタイヤの隙間設定が広い(というかあまり気にしていない)のは、開発初期の道路事情(まだ地道を走ることが多かった)に適合する実用性・機能性第一のコンセプトから来るものだったのだと、記事を読んで改めて納得しました。ハンドルステムは自分のは吉貝グランコンペで、記事の車両(引き上げボルトなし)と違って引き上げボルトのシャフトを切断し頭のみ埋め込んでいるので一見普通の見栄えです。

 

 

その他自分の74年型ではクイックヘッドバンドと一体式のブレーキアウター受けが強度不足で曲がり気味だったり(写真では記事の車両も同仕様に思えます)、クイックシートピンのレスト位置がどうにもしっくりこなかったり(記事の車両も変ですw)、記事を読み写真を見ているとあれやこれやと「思い出」がよみがえってくるわけです。それらは必ずしも良いものとは限らず、むしろ苦労話的なものの方が多いのですがw

 

 

 

色々書きましたが、今回非常に興味深い記事に接して、積年の疑問が必ずしもクリアーになったわけではなく、むしろますます分からなくなったり、やはりこんな程度だったんだなという部分もありますが、同時に自分の「1974年型クイックエース」は、完成形ではないにしろそれに向かって日々進化を続けてゆく、「誇り高き」その過程の一台であった、という思いは強くなりました。作り手側のスタンスは工房ごとに様々でしょうが、「お客様の言う通り何でもしまっせ」ではなく、「うちはこれです!」という作り手側のコンセプトをこれほどタイトに最後まで貫き通した自転車ブランドをほとんど知りません。どれほど(たとえ原形が分からないほど)いじり倒しても今もまだ1974年型のクイックエースにこだわっているのは、やはり「思想のあるメーカー」の、「思想のある名車」への敬意が根底にあることを再認識できましたし、だからこそこれからも乗り続けてゆきたいなと、改めて思うのでした。

2015年6月23日 (火)

クイックエース 「ビフォーアフター」番外編? 「旅する自転車ランドナー&スポルティーフの本」 特別企画:アルプス・クイックエースを組み上げる(前編)

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たまたま入った書店でGETした「旅する自転車」の最新刊。読み進むうちに、なんと!アルプスクイックエースをフレームから組み上げるという記事が!しかもうちのQAとほとんど同時期の1975年型!これはしっかり読み解かない訳にはいきませんねぇ!・・・・・・



枻出版社のおなじみ時代錯誤企画?シリーズ「旅する自転車」の最新刊、なんですが、ケチをつけるわけではないですが「Vol.4 ルネ・エルス解体新書」までは「旅する自転車の本」というタイトルで、その後は旧車レストア本3冊などで目先を変えたと思ったら、今回は「・・・の本」表記がタイトルの最後の最後に来て、まるで総集編か?という勢いですw このあとどうする気でしょ?


副題?も「美しきツーリング車の買い方がわかる!」となっていて、今どきwランドナー系を大枚払って手に入れようなんていう変わり者向けのバイヤーズガイド、という感じの編集になっているようですね。こう書くと、時代遅れの、昔の経験や考え方から離れられない年寄りの一部マニアや愛好家(ほぼ自分ですがw)の為の、ちょっと痛い偏屈ムック雑誌、なんて意地悪く考えちゃうところなんですが・・・



意外やそうとも言い切れない!むしろ「新しい形の趣味系自転車」「新世代ランドナー&スポルティーフ」のアイデアや情報が一杯の、そして個人的には「これを待ってたぜ!」と言わせていただきたいくらい今までのシリーズ巻に比べ圧倒的に「新ネタ満載」の一冊になっていると思います。もちろん旧車や懐かしパーツネタもイッパイでそれはそれで楽しいですし、新ネタも基本的には昔ながらの日本的ランドナー&スポルティーフの考え方を現代の工房の技術や最新パーツで表現し進化させてゆくという流れの上で紹介されていますので、正直まだこんなことやってんの?という記事も無くもないです。それでも、「ブルぺランドナー」の各作例や、「ショップオリジナルランドナー」で紹介された、ランドナーの様式美を十二分にリスペクトしながらも時代に沿った新しい装備と機能性能を貪欲に取り入れ見事にバランスさせた自転車たちを見るにつけ、数年前では考えられなかった「素敵な未来」をね、感じてしまうわけですw




特に「ブルぺランドナー」の特集で取り上げられた自転車はどれも素晴らしいですね。競技の性格上まずは性能ありきでしょうから、現代の最新パーツで組み上げているわけですが、どの車両もクラシカルな「ランドナー系」の美意識でまとめあげられていて、高度なエレガンスを感じます。ではなんでレースにランドナー?という所なんですが。確かにブルぺほどの長距離となれば、いくらロードバイクが軽くて速くても、ランドナー系の美点である「居住性」というものがかなりのアドバンテージになるであろう事は、全く素人の「街乗り専門ヘタレ系オヤジ」にも少しは察しが付くところです。ので、いろんな意味でブルぺランドナーという考え方は面白いと思いました。こういう自転車が成り立つようになったのも、クラシカルな美意識と現代最新の性能基準の両方を満たした、新世代のランドナー向けパーツ群がついに、ついに充実してきたおかげであることに相違ありません。良い時代になってきたものです!




一方、「ランドナー」=「旅自転車」ということを改めて考えてみると、まず「ブルぺ」を走る事は「旅」なのか?という疑問はありますね。競技には違いないのですから、のんびりイメージのランドナーで?という素朴な疑問はね。歴史的に考えれば、フランスの手作り高級車工房華やかりし頃、技術コンクールと銘打ってキャリアフェンダー等フル装備の超軽量自転車を作って競い合い、見せるだけでなく耐久レースもやって優劣を決していたそうですので、その流れからブルぺへと考えれば現代でもランドナーで出場もありなんでしょうけれどね。




じゃあ逆に「自転車の旅」ってなによ、と考えた場合、ほとんどの距離を「輪行」や「自動車」にのって、目的地周辺で組み立てて数十キロ走るとか、せいぜい2~3泊の旅程で全走程度てのは、「自転車の旅」ってほどのものかな、なんてね。この論法だと、キャンピング車以外はみんなダメみたいな原理主義的になっちゃいますので、「走行距離にかかわらず、目的地周辺を旅行気分で楽しく気持ち良く走れる趣味的自転車の一形態」が「ランドナー」くらいに軽く考えておいた方がよさそうですね。




そんなお気軽趣味的旅自転車であるランドナー種(特に日本式)の中でも、とりわけ「ほとんどの距離を電車に乗って輪行し、目的地周辺で組み立てて美味しいところだけ走る」お気楽スタイルを徹底追及したこだわりの名機が、「アルプス クイックエース」であったわけです。あー長かったw この本では1975年製の新品フレームをアルプスを知り尽くしたビルダーの方が組み上げ、その過程を詳細にレポートするという、非常にコアな記事がのっています。というかフツーの方には本当にどうでも良いネタなんでしょうがそもそもこんな本(ごめんね)を買うような人(重ねてごめんなさい)にとっては確かに結構興味をそそられるネタでしょうし、ましてや1974年製のそれを、ほとんど別物に成り下がっているとはいえ未だに乗り回している変わり者のおじさんにとってはね、これは外せないぞ!と食いついちゃったわけです、はい。





さて、この「旅する自転車ランドナー&スポルティーフの本」、そんなわけで旧車旧パーツじゃないといやだいやだのわがままさんから、最新パーツでがんがん走るのじゃの新し物好き現役バリバリ派まで、「ランドナー系」のデザインや世界観が好きな方なら幅広く楽しめるとても楽しく内容の濃い本になってます。良い時代になって来たなあ、という所で前編は終了w 後半はクイックエースの記事を読み解きながら、自分のクイックエースとの比較や思ったこと、疑問だったことをまとめておこうと思います。こんな機会はめったにないと思うのでね。





いや、ほんとにラッキー!

2013年1月26日 (土)

コーダーブルーム号こんどは超ママチャリ仕様改造計画

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先日センタースタンドをつけたばかりの奥さんのコーダーブルーム号ですが、カルチャー教室に通うため及びネコを病院に連れてゆくため等の理由から、リヤキャリアとビッグサイズのカゴとリヤエンド取付け式両足スタンドに再換装しました。結構手間がかかりましたけど(汗)

 
 
 

「コーダーブルーム2009年型CS2.4Canaf」は、もともとスポーツ車的設計であること(つまりストレートドロップエンドとか外装変速機とか)、フレームサイズ(シートチューブ)が350mmと26インチ車としては異常にコンパクトであること、シートステーが太く、位置、集合部の形状などが特殊でダボもないなど、リヤキャリア+カゴというママチャリ装備がすんなり付くようには出来ていません。まずはコーダーブルームのサイトでOPパーツを検索。すると車名こそ変わっていますがフレーム形状は同一らしい「EnafCT」という最新モデルに両足スタンドが、汎用OPとして老舗「ミノウラ」さんのパイプキャリアが設定されていました。この2点が取り付け可能かコーダーブルームに問い合わせたところ、スタンドは問題なしだが、キャリアはシートステー側の取付けスペースがかなり厳しいとのつれないお返事。

 

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何とかならないかとネットでいろいろ調べてみると、シートクランプが2段式になっているモノを発見。このタイプは下側の穴をキャリア取付けに使える優れものですが、クランプ位置が低すぎるためにフレームではなくシートポストに直に取り付けることになり、穴径とポストの太さも合いません。さらに探すと「アキワールド キャリアアダプター」なるシートポスト締め付けタイプのキャリア取付け用パーツを発見!簡単なパーツで安価ですが、これなら何とかなりそうと発注!ところが送料の方が高くてちょっと複雑・・・キャリアはアマゾンポチが安かったので(もちろん送料無料)アマゾンへ、スタンドはサイクルあさひさんの近所の店舗から取り寄せと、取扱い有無と価格のため、バラバラの手配となってしまいました。

 
 

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カゴについては「仲良しの奥さんが付けてる、普通より大きいのが必要」というリクエストで、ネットとあさひの店頭であれこれ探しましたがご希望のサイズはなし。先方はどうやら某ホームセンターで買ったらしいとの事で、そこまで出向いて同じものをGET。なんでもマイレジカゴがそのまま入る!という確かに巨大なものです。これならネコのキャリアも入りそう。

 
 

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さて、待つこと数日、ようやく部品もそろって、まずは第一の懸案、カゴとキャリアが取りつくかをチェック。案の定、ミノウラのパイプが太すぎてネジ長が足りなくなったり、穴の位置が合わなかったりとすんなり行きません。いろいろ考えた挙句、ホームセンターで配線用の留め金具やステンのネジやボルト類を買ってきて、穴を開け直したりあれやこれや。何とか取り付け可能に。そしていよいよ自転車への取り付けですが、まずは両足スタンドで、これは問題なくOK!シートポストのキャリアアダプター取付けも問題なく、キャリア上面が無理なくきちんと水平に取り付けられました。

 
 

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ところが思わぬ問題が!リヤフェンダーのステーがミノウラキャリアのふっといパイプに邪魔されてリヤエンドにうまく取りつけられません。要はキャリア下端が後ろ側に出っ張った上にパイプが太すぎて、ステーが収まるクリアランスが不足するわけです。無理やり締めこみましたが近日中に再調整する必要ありと思ってます。

  
 
 
 
 

という具合に問題なしとはいきませんでしたが、何とか取り付けには成功しました。重量多分3kgくらい増加してますので、乗った感じやや重いけれど、ママチャリよりは良いと思います。奥さんも喜んでくれてめでたしなんですけどね、今日現在彼女まだ一度も乗ってない・・・

 

2013年1月 2日 (水)

2013年はルネ・エルスのお勉強から

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明けましておめでとうございます。本年も暇を見ておじさん視点的プチ趣味ネタを徒然なるままに書き留めておこうと思います。といっても最近は店のお守りに手いっぱいで、趣味系はなかなか。久々に惹かれる本を見つけて、お正月はつかの間のタイムスリップとね。

 
  
 

枻出版社さんの今どきランドナームック雑誌「旅する自転車の本 vol.4」(税込1575円)です。経堂のコルティの本屋さんでGET。7月に発売されていたようですが、まあ年に一冊程度の出版ペースのようですので良しとしましょう。vol.2のスポルティーフ特集は以前に拙ブログでも取り上げましたが、あれからもう二年くらいたっているわけで、のんびりと付き合うにはうってつけの雑誌ですね。

 
  

ルネ・エルス(昔はルネルスと言ってたような・・・)といえば、どうでしょう、今50代くらいの少年~青年期に自転車にハマった方なら、当時の雑誌だのその道の先輩だの自転車屋さんだのから、「神自転車」「神ショップ」として刷り込まれてきたはずです。ただ同時に80年代半ばには「閉店」ともなってしまったわけで、その後の日本でのランドナー系自転車衰退期とも重なり、実車を見る機会は自分の記憶でもそうはなかったと思います。名古屋の「Kサイクル」の2階に1台あったかなどうだったかなとか、どこで見たかは本当にうろ覚えですが、例のオリジナルパーツは写真で見た以上に魅力的に感じたことを覚えてはいます。

 
 

でまあ、なんで今頃「ルネ・エルス」なんてぇ大昔のネタで本を作れちゃうのかななんて冷静に考えると不思議なんですが、確かに現に自分も引っかかって買ってしまったわけですし、数年前から一部で叫ばれているランドナー人気の復活も、じみ~に続いているという事なんでしょうね。同時に、そういうコア読者狙いとはいえ、「特集を組んである程度の部数を見込めるブランド」となると、確かにルネ・エルスくらいなものなのかもしれませんね。サンジェあたりでもきついかな。

  
 

内容には、かなり満足度高しでした!ただのブランド&車両個体の紹介にとどまらず、様々なアプローチである程度「科学的?」に「名車」と呼ばれる理由解明を試みます。まあ、結論は「数値や精度を超えた良さを持つ」という、予定調和に行きつくようですが、一通りの解析努力をした上ですのでそれなりに十分な説得力を感じました。また、取り上げられた何台かの実車についても、それぞれ確かに見事に「美的」であり、しかも今見てもほとんど古さを感じさせないどころか、ある部分では斬新でさえあることに改めて驚かされました。自転車系の知識のほとんどないうちの奥さんでも、写真をチラ見して、綺麗な自転車ね、と言ってましたのでね。やはり普遍的な美しさとオーラを持っているんだなとも思いました。また、ルネ・エルスこそ日本のランドナー系スポーツ車の「原器」でもあるという事で、そう考えれば確かにこれを分析し理解することは、過去を振り返るだけでなく未来の自転車を考えるスタート点にもなるんでしょうね。


 
 

第2特集は新車旧車取り混ぜてのランドナー系自転車レストア&カスタム実践記で、これもとっても楽しく読ませて頂きましたが、エルスの事が「基礎課程」とするとまさにそれを踏まえた様々なアプローチ&トライと言う流れに納得でした。さらに「アメリカのツーリング車」特集も興味深かったですね。日本車以上に自由な発想とトラディショナルの融合具合が見事です。次世代のランドナー(的な自転車)はどうなって行くのか、そのヒントがたくさん詰まっている感じがしましたし、そういう新事象に対する雑誌編集の姿勢も、益々柔軟積極的になっている感じがしてここにも好感度高しです。これからも楽しい企画を期待ですね。まあ、年一の楽しみとしてのんびり待ちますがね。

 
 
 

自分の自転車はクイックエースベースとはいえアップハンドルだの700Cだのアナトミカだのと、およそオリジナルの気高い設計思想に反する代物になってはいますが、自分の現在の使い方や道路状況、美的感覚(笑)などに合わせた自己反映カスタムという事でもあります。今もしもお金があったらどんな自転車を作るかと時々妄想しますがね、確かに若い時買えなかったような高級&マニアックなオールドパーツと特殊工作満載の昔風ランドナーとかスポルティーフもいいなとは思います。でも最近はだんだんとね、どうせなら電アシとかアップハンドルとかハイテク&極楽装備満載でしかも趣味性の高いデザインをキープした斬新なものを作ってみたいと思うようになりました(ランドナーとは呼べないかもしれませんが)。で、旧車趣味の満足用については中途半端な旧車もどきを高い金出して作るくらいなら、その金で「本物」を買った方がいいなと考えたりね。だって今回の「ルネ・エルス」の記事なんかを読んでしまったら、とてもそれを超えるような「旧車風」なんて作れっこないと思っちゃいますからね。まあ、先立つものが全くございませんので、あくまでも妄想ですがね。

   
  
 
 

にしても、今はアメリカのビルダーさんが「ルネ・エルス」の商標を持っているという記事には驚きましたが、それ以上に「あのチェーンリング&クランク」が、今の技術と仕様でよみがえり、しかも「パーツ単品として買える(もちろんかなり高価ですが)」というのがね、インパクトありましたね!スギノの「ルネパターン」を後生大事に使っている身としてはね。でもこれ使って自転車作るとまさに「旧車風」・・・う~ん、また妄想が暴走しそう(汗)

2012年11月14日 (水)

ESGE ダブルレッグセンタースタンドをダブル装着の巻

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夏の終わりに奥さんと共に東京にやって来たコーダーブルーム号。わがクイックエースとともに天気の良い日にはお出かけするわけですが。こちらの駐輪事情では片足スタンドはどうも不安定でね、この際ダブルレッグスタンドをダブルで装着することにしました!

 
 

とはいえママチャリ用がストレートドロップエンドにすんなり付く訳もなく、またデザインや重量など街乗りとはいえスポーツ車にふさわしい仕様で探してゆくと、定番中の定番かもしれませんが、ESGEのダブルレッグスタンドに落ち着きました。公称500g前後の重量とややごつい造形、ネットの画像からも感じられる表面仕上げの「それなり」感は100点とは言えませんし、けっこう取り付け不可の場合もあるようで、不安も最後まであったのですがね。「相対的」にこれが一番良さそうでしたので。

 
 

で、Amazonでポチッとしたわけです。奥さんのコーダーブルームにはブラック、クイックエースにはシルバー(アルミ地色)をチョイス。これは今まで着けていたスタンドの色をベースに、フレームカラーとの関係でいかに存在感を消すか、という視点でチョイスしました。ただ、アルミ地色の場合は表面仕上げがなってませんので、耐水ペーパー+バフ+ピカールで、ある程度磨き上げました(疲れた・・・)。

 

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取付けスペースは(クイックエースのリヤD用ワイヤーにやや干渉しそうだったのを除けば)十分でした。とはいえコーダーブルームには新型(ゴム付)取り付けパーツではボルト長さが合わず結局旧型パーツ(ひし形)とホームセンターで買い直した6角ボルトを使用するなど、細かい調整は必要でした。クイックエースは旧型パーツと付属のアーレンキ用埋め込みボルトでOKでした。ただし旧式なプロダイのストレートクランクでは懸念していた通りスタンドを立てた状態ではクランクと干渉しますので、整備用としては使えません。また収納時のクランクとの隙間は10mmありません。コーダーブルームは今どきの「ガニマタ?」クランクですので使用時でも干渉しません。

  

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一番の懸念は「高さ調節」でした。大体ママチャリ(リヤエンド取り付けの両足スタンド)の後輪浮き具合は4~5cm程度と思いますので4cm浮きを狙おうと想定したのですが、デフォルトでは10cm以上もあがってしまいます。前輪と後輪の中央やや前に立ちますので後輪浮きの約半分程度切ればよいと思うのですが失敗したら最後ですのでビビりまくりまして、先に取り掛かった奥さん号は結局3回(つまり6本分)もちょっとずつ金のこで切り詰めました。クイックエースは見当がついたので一発でまあ何とかなりましたがね。なかなか難しい工程でした。ところでこのスタンドは、左右の足が使用状態では車体中心線に対して平行には接地しないようです。右側(チェーン側)の方が若干後ろに接地するようです。最初ちょっと気になりました。


  

いろいろ苦労しましたが、使用感はまずまず快適で、安定感もママチャリほどではないにしろ街乗り用としては十分とおもいます。これでスーパーやホームセンターの駐輪場でも、かなり安心して停められるようになったと思います。 走ってみても特に重さは感じませんし、不快な軋み音などもありません。サドルをちょっと持ち上げる様にすれば、掛け外しはとってもスムーズです!見た目もまずまずですしね。という事で大成功!と言いたいところですが、両足スタンドといえばママチャリ式のイメージを持っている奥さんからは、(耐荷重25kgの為)サドルに座ったままでスタンドを外せないのが不満のようで、もしも慣れなかったらサイドスタンドに戻してねと言われてます(汗)。さてどうなりますやら・・・

 

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2012年5月 4日 (金)

「木梨サイクル」で電アシ自転車を買った!の巻

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祖師ヶ谷大蔵でひょっとするともっとも有名なお店といえば、そう、「木梨サイクル」さんかもしれません!言わずと知れた木梨憲武さんのご実家。ご主人の作三さんの名前も(ノリダーの歌のおかげで?)全国区ですね。実は今の住所から最も近い自転車屋さんがこちらなんです。

 
 

大分前から父親用の電動アシスト自転車購入の話が上がっていて、そろそろ暖かかくなったし(?)、買いに行くべーや、ということで、先日ぶらりと店の前まで行ってみるとシャッターが閉まっている・・・「火・水 定休日」となってまして、やむを得ず昨日10時5分くらい(今度はネットで開店時間など調べてゆきました)に父と出向いてみるとやっぱりまたしまっていて、それでも通用口が開いていましたので声をかけると、ご主人が出てきて「今から開けますね」。とても気さくで話しやすい方でした!

 
  

父が乗る、乗りやすい電アシが欲しいと告げると、パナソニックのビビDXというタイプを勧めて頂きました。価格、性能(リチウムイオン電池で新規制対応)、乗りやすさ(父も80なので、足を上げずに楽に乗れることが大前提)、使い勝手ともに要望通りでしたので即決。色も展示車両のシルバーが一番良いようでしたので、翌日整備&充電済み渡しという事でお願いしてきました。

 

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さて本日5月4日、11時ごろお店に伺い、ご主人から詳しいレクチャーを受けて引き取ってきました。リヤのかごをサービス頂いて、堂々の実用車フォルム完成です!

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ハンドル周りです。スイッチ&メーターパネルも分かりやすく操作しやすく、メカが苦手な方でもすぐに覚えられますね。電機メーカーのグループらしく、LED6連オートライトだのソーラーリヤランプだの、電気系ギミックはさすがです。にしても、保証書の袋が家電のものと同じなのがちょっと微笑みネタでした。その他、安全や使いやすさ、盗難防止の工夫がそこかしこ!今どきの大手メーカーの自転車らしい、充実装備です!でもちょっと重い・・・

 

父への納車の前に近所を一回り。お店から乗り出す一踏み目から、おっと、確かに押してもらってる感があります。乗り出しが軽い!ただ、トランスミッションのスムーズさ、という点では、クランクと同軸で恐らくクラッチ的なものが介在しているためと思いますが、ちょっと独特のごろっとした印象がなくもないです。すぐに慣れますがね、この点はわが老兵、クイックエースの方が自転車的スムーズさではまだ上かな。それを除けば快適快適、今どきの自転車しかも新車!という感じです。ブレーキも予想以上に良く効いて、しかもしっとりジワっとした好感触!この点はクイックエース以上でした!

 

 

肝心の坂道アシストは、さすがにまるで平地並、という訳にはゆきませんが、内装3段変速のどのギアでも(ここが凄い!)同様に軽い負担で登れるようにアシストしてくれます。要は高速用ギアレシオ(「3」のポジション)の方がアシスト量が大きくなるので、結果としてどのギアでも、と感じるのでしょうけど、アシスト量のマネジメントはさすがにうまく出来ているようです。クイックエースの前32×後ろ28よりむしろ楽な感じですし、なにより後ろから押してる感があるところが大きな感覚的な差ですね。多少の坂なら、迂回などする気はなくなりました。ただ、もっと押すかな、と思っていたのも事実で、やはり自転車ね、という所はあります。もっと勾配のきつい、成城近辺では「不動坂」とか、岡本の例の激坂などで挑戦してみたいです。木梨さんの話では、普通の奥さんが不動坂を楽々上ってきたとか。期待です!(とはいえ、基本的に坂は嫌いですので気が向いたらね・・・)

 

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いずれにしても、近所の用足しや買い物に、絶大なパワーを発揮してくれそうな助っ人が我が家にやってきたわけで、めでたしです!買い物のときは借りちゃお!

  

2010年12月25日 (土)

「旅する自転車の本 vol.2 快走ツーリング車スポルティーフが欲しい!」 モノ目線なら納得の一冊

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先日の「CYCLO TOURIST」誌に続いて、また買っちゃいました。実はここ2年近く、自転車雑誌はほとんど買ってなかったのですが、これら自分の欲しい情報が凝縮されたような雑誌には、少々高くてもやはり触手が動いてしまいます。

  
 

「自転車生活」や「ロードバイク ライフ」でおなじみの枻(えい)出版社さんの、一応vol.2ですからシリーズものなんでしょうけど、次号予告など一切ない、雑誌よりはムック本?な、けっこう作り手側目線の編集の本です。「自転車生活」はクイックエースリフォームの頃に暫く続けて読んでいましたが、まあ専門誌にはありがちとおもいますが1年も読むと大体もういいや、という感じになってきて、しばらくご無沙汰していました。タイトル通り内容が比較的旅行記中心で、しかも輪行ネタばかりという印象でしたので、もう少し「モノ目線」の情報を求めていた当時の自分としては、少しばかりターゲットから外れていたのかもしれません。かといって某ライバル誌(?)は少々対象年齢が低い印象で、大人目線の「自転車とパーツ」を中心に据えた雑誌は意外とないのが実情でした。

  
 

先日紹介した「CYCLO TOURIST 旅と自転車 vol.1」誌(良く似たタイトルだねこりゃ・・・)は、そのあたりの自分ニーズにかなりストライクだったのですが、今回の「旅する自転車の本 vol.2 快走ツーリング車スポルティーフが欲しい!」はさらにモノ目線が強く、現在雑誌から得られるランドナー系情報としては最強ではないかとおもいました。

  
 

実はvol.1のときから気になってはいたのですが、1はなぜか思ったほど心に響かなかった記憶があります(買っていません)。このvol.2はスポルティーフ特集ということもあり、今の自分の自転車趣向性により合っているのと、「CYCLO TOURIST vol.1」では少し気になったランドナー将来像への提言の弱さに対し、より積極的に取り組んでいることも好印象でした。今さらビンテージパーツで組んだ自転車の自慢話より、それは当時の名車やパーツの紹介に託して、現代のパーツや、将来の発展イメージをバランスよく見せてくれる、そんな姿勢がvol.1の時より明確になっているように感じました。

 
  

とはいえ、やはり純粋にデザイン的なバランスからいえば、ランドナー系は細いクロモリフレームなら繊細でスマートなオールドパーツのほうが似合うのも真理。今時の太いクランクやごつい量感のRディレーラーでは確かに「趣味性」は不足しますねぇ。でも「昔は良かった」では裾野は広がらないわけで。先進の機能と最高レベルの性能をあわせ持ちつつ、珠玉のビンテージパーツに負けない美しさを持ったランドナー用パーツの出現と充実を切望しますが、そのためにはまず「ランドナーの復権」が前提でしょうから、これはニワトリタマゴですかね。これら2誌のような、質の高い本がもっともっと読まれるようになることも大切なのでしょう。各誌編集の皆さん、どうかよろしくお願いいたします!

  
 

いずれにしても、素敵な本が立て続けに手に入ってニコニコです(杉浦茂風)。おじさん自転車乗りには、良い風が吹いてきたのかな?

2010年12月18日 (土)

「CYCLO TOURIST 旅と自転車 vol.1」 ランドナー復権の足音?

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ぶらりと入った本屋さんで見つけました。「CYCLO TOURIST 旅と自転車 vol.1」(グラフィック社)です。最近よくあるランドナー特集の単発ものとおもったら創刊号ということで、価格は1500円と高めですし次号は来年の5月予定とのんびりペースですが、続いてほしいですね。

 

 

名の通り「自転車と旅」がテーマということですが、「旅自転車≒ランドナー」と位置付けているようですので、その入り口としての創刊号ランドナー特集ということのようですし、今後もランドナー(とその周辺のスタイル)が主体の展開だとおもいます。ランドナー初心者の若い方から、やっぱり自転車はこれだよね、といううるさ型の年配のランドナー世代まで、それぞれの知識経験レベルで楽しめる良くまとまった構成になっていて、前述の通り最近見かけだしたこの手の本の中でもバランスが良い感じだとおもいます。買った理由もそのあたりかな。他の本はもうひとつ心に響かなかったのでね。

 
 

若き日に「ニューサイクリング」誌の記事などでお名前を伺った「伝説の」鳥山新一博士のロングインタビューや、東叡社のかなり詳しい社歴など、昔でも十分に得られなかった貴重な情報記事が満載でまず楽しめますし、ランドナーという自転車ジャンルとそのスタイルについても、さまざまな視点からのこだわり記事があり、あらためてかなりお勉強になりますね。

  
 

欲を言えば、もう一歩、ランドナーのこれからの姿というか、進化の可能性など未来を見せていただけたらとおもいました。現行のパーツを使った製作例はあって、それはそれで良くまとまっているのですがね。ただその作例もスタイルと機能は十分にランドナー「的」ではありますが、「趣味性」とか「新しさ」となるとどうかなあ。もっとも懐かしくて風情はあるが性能はどうなの?というようなビンテージパーツを今時無理やり集めて組み立てて、懐古趣味に浸るだけでは自転車文化としての先はないでしょうし、読者サイドとしてもそれなら昔のクルマの貴重な写真を見せてもらうほうが楽しいでしょうね。でもそれだけでは結局ランドナーという概念はごく一部のマニアのものから脱皮出来ないでしょうし、未来を提示出来なければ真に復権することはないでしょう。

 
 

記事の端々に、「輪行大好き」と「マッドガードフェチ」な印象が散見されてほほえましいのですが、かつて輪行車の雄「ALPS クイックエース」でランドナーライフを楽しんだ世代としては、決して当時のランドナーの機能や構造、性能が、十分満足できるものであったとは考えていませんし、今のロードバイクやMTB、クロスバイクや高級フォールディングバイクに比べても決してほめられたものではないとおもっています。だからこそ駆逐されてしまったのであり、だからこそ昨今の「復活」はビンテージパーツなど「大人の趣味性」にたよる部分が大きいのでしょうね。

  
 

雑誌編集としてはもちろん「大人の趣味性」に絞り込んでビンテージなネタで押していただいても結構なのですが、でも執筆サイドがランドナーという素晴らしい概念をもう一度広めて育てるぞ!という気概をもしもお持ちでしたら、ランドナーの未来像構築にぜひ挑戦していただきたいところです。たとえば全体のスタイルや雰囲気はホリゾンタル+クロモリ+特殊工作満載でヘリティジをキープしながら、電動シフトとかナビゲーションとかカセット式の前後バッグとか、機能とインターフェースは最新技術を惜しげもなく投入する、なんて言う感じのドリームマシンを、ぜひぜひ見てみたいとリクエストさせていただきましょう!

  
 

次号の特集は「峠」だそうです。昔の人にはイメージですけど、今の方にはランドナーである必然性はないかもしれませんね。でも、新しい視点に乞うご期待です。

2010年9月11日 (土)

サンプレ・プレステージのトラブルシューティングとヤフオク落札

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盆休みの100kmポタリングの頃から、どうもまた4段目(サンツアーパーフェクト5段14~28歯の24歯)のかかりが悪くなった気がして、チェックしてみるとサンプレのエンド側テンションスプリングの効きが落ちている模様。調整しようとしたらいよいよおかしくなって・・・

  
 

クイックエースのトーエイ製スタンダードフレームは、アルプス社の設計思想からRエンドはサンプレックスのRD専用のトーエイオリジナルストレートドロップアウトエンドが標準となっています。ところでサンプレのRDは、ご存知の方は多いと思いますがプレスのロードエンドに取り付けるブラケット付き(画像のタイプ)と、代わりにサンプレックス製の専用エンドに取り付ける小さな金具のついた、いわゆる「直付け」タイプの2種類があります。ところがアルプス/トーエイ式のエンド(取り付け部の形状自体はブラケットタイプに近い)に取り付ける場合はエンド自体がそれら金具の役をはたしますので、ブラケットタイプではブラケットを外した状態、直付けタイプでは(おそらく)直付け用の爪のような金具を外した状態で取り付けることになります。(追記:直付けタイプの取り付け可否と手順は未確認・・・)

  
 

自分のクイックエースは、そんなわけでハナっからブラケットなどがない状態で取り付けられていましたので、実は最近まで取り付け金具のタイプが前述の2種類あるということを知りませんでした(今までスペアとして購入したものはすべてブラケット付きのタイプ)。サンプレRD はダブルテンションですが、その金具が付いている市販状態ではプリテンションを利かせた状態で販売されており、金具ごとそのまま取り付ければテンション調整は不要(のはず)です。ところがクイックエースのような、金具を外した状態でエンドに組みつけるタイプの場合では、組み換えのたびにテンション調整が必要になります。

  
 

この調整具合が難しく、購入時からずっと悩みの種でしたので、ネットで賢い調整法を何度も検索してみたのですがどうも記事が見あたらない。皆さんどうされているのかと不思議だったのですが、何のことはない、通常は不要な作業だったわけです。記事があるわけがありませんね。

 
 

で、あてずっぽうでやってきたので、トラブルが起きるわけです。原因は、テンションを上げようと締めすぎると、中のコイルスプリングの本体側取り付け部が引っ張られすぎて外れて、本体の内側をえぐるように削ってしまうことによるものでした。こうなるとスプリングのはめ合いが甘くなって、はめなおしても次からは簡単に外れてしまい、さらに内壁を削って事態がどんどん深刻化・・・というわけです。そんなことを30年間知らなかった(解明できなかった)わけです。

  
 

ようやく今回状況を理解しましたので、本体側のテンションスプリング取り付け穴を何度もドリルで開けなおし、ようやく外れない位置を見つけて組みなおしました。今日時点まだ試運転していませんが、おそらく大丈夫でしょう。でもこれ、おそらく本体がアルミのSLJ系ならおきない問題とは思いますね。さすがのデルリンも、削り系の入力には弱いようです。

  
  

とはいえなかなかうまい事修理できず不安だったので、ヤフオクでスペアになりそうなプレステージを探したところ、本当に格安で新品!!!が出ていました。さっそく入札。お一方少し競りましたが、割とあっさりビックリ安価にて落札・入手できました!それが画像のものね。とっても程度の良い、ディテールからして70年代前半型とおもいます。

  
 

幸い修理ができて、落札品は当分スペアとして観賞用で楽しむことになりそうです。当面は修理した「あしながおじさん」(昨年入手のロングゲージタイプ)のままでなんとか行けそうですがね。本当に納得できるようなフリーとプーリーの隙間関係に調整するのは至難の業のようで。テンションの強さをある程度で妥協しないとまたスプリングが外れて・・・となるのが怖いですね。ロングゲージ云々以前に、縦型ディレーラーと28枚などの大径フリーの相性は決して良くない、という根本的な問題を頭に入れながらお付き合いすることが必要なようです。ちなみにサンプレの場合、ポン付け状態では横から見て本体が直立よりも後ろに傾くはずです。チェーンを適切な駒数で取り付け、フロントのハイローの歯数差にもよりますがフロントがローギヤのときに直立かほんの気持ち後傾くらいになるようにしておかないと、特にフリーのロー側が大歯数(26以上かな?)の場合はフリーとプーリーの歯の間隔が詰まりすぎてスムーズに変速できなかったりプーリーを傷めたりするようです。最近の横型(スラントパンタ+ダブルテンション)では常に理想的な間隔に自動調整されて問題ないはずですが、縦型は構造的に理想的な位置取りはそもそもできないようです。その分は調整に技量がいるわけですね。

  
  

古い設計の部品とのお付き合いは、情報も少ないのである程度は失敗という授業料が必要ではありますが、問題を乗り越えるには根気と観察と工夫が何よりも必要なようです。それでもね、アマチュアのDIYレベルの工夫で何とかなるところが、やめられないというか楽しいところでもありますのでね。

2009年10月28日 (水)

10月27日(火)晴 自転車散歩でまったり

091027qa1日記的メモです。訪問の方は飛ばして下さい。


  
 
 
 

1週間ほど出張で、日曜の深夜に帰宅したにもかかわらず月曜も出社して疲労もピークなため、火曜は休暇をいただいた。本音は半日は寝ていたかったがそうもいかず、朝からあれやらこれやらバタバタ用足し。一段落して、奥さんが今日は7の日なので例の二七市の日だと思いつき、自転車を連ねてぶらりと物色に出かけた午前中。

いつもの店で、奈良漬とキュウリの粕漬け購入。その他、千葉県産を自称するピーナッツと、劇甘を主張するみかんを各バケツ一杯購入格安!コーダーブルームのカゴとQAのトピークに分散してお持ち帰り。

午後は買い物後、久しぶりに市内一と勝手に決めている蕎麦屋「竹○ち」にまたまた自転車でお出かけ。お目当てのお酒とおつまみのついたセットはやめたそうで残念だが、越前式のおろし蕎麦と海老天婦羅で和む。やはりうまい!なぜなんだろう?本当にうまい!

帰りがけにチョット足を伸ばして、これまたお気に入りの喫茶店「Legu○i」でケーキセットで連続まったり。ここの「ニューヨークチーズケーキ」は本当にうまい!コーヒーも○です。

 

夜は例の奈良漬とキュウリの粕漬けで一杯。今日は久々に最高の休日、かな・・・

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