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2011年10月24日 (月)

「東宝特撮映画DVDコレクション」第52弾 「ゴジラ 対 メガロ」  ゴジラ系DVDコレクションのトリは逆境に立ち向かった気骨の一本!

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このシリーズ好評につき10作追加との事ですが、ゴジラ及びいわゆる怪獣映画系作品は、この「ゴジラ対メガロ」と54弾の「モスラ3・・・」でおしまいのようです。長いようで短い2年間、この齢にしてようやくすべてのゴジラ映画を観ることが出来て、関係者の皆様に心から感謝です!

  
 

気が付くと月一更新のペースで、もっと頑張らねばとおもうのですがね、新生活との折り合いがなかなかつかず。この作品も買って観たのはだいぶ前ですが、今頃感想文という体たらくで、なにとぞご勘弁でございます・・・

  
 

この「ゴジラ対メガロ」、公開は1973年(昭和48年)3月17日という事で、春休みの「東宝チャンピオンまつり」で「パンダコパンダ」や「ジャングル黒ベエ」と一緒にがっつり子供たち狙いの作品として世に出たわけです。当時はTVの「変身もの」全盛期で、一方邦画界は「斜陽」のどん底にあえいでいた時代でしたので、いかに怪獣王ゴジラといえど、トレンドに乗った形での「営業」をせざるを得なかったというわけです。

  
 

その最たるものが「相棒」のジェットジャガーという名のロボット君で、まあ多分「レッドバロン」などの実写系ヒーローロボットと、「マジンガーZ」以降のアニメ系のそれの両方からの流れを汲んでいるのでしょう。操縦器で動くはずが最後は自己をもって行動するパターンも、「ジャイアントロボ」以降おなじみの流れですのでね、当時のお子様たちにはすんなり受け入れられるだろうと期待できる企画ではあったのでしょう。

  
 
 

海底王国が攻めてくる、なんて設定も、10年以上前の特撮映画となんの違いもありません。その海底王国の表現も然りですし(ロバート・ダンハムことドゴラのダン・ユマさんは、もう一つ精彩なくて残念でしたが・・・)、特撮自体の技術水準もまた然り。そういう点では時間が止まったか?という感さえあるのですが、当時のTV特撮番組の水準、つまり子供たちの「レベル」はそのあたりで、それならなんとかなるさ、みたいな安直さが感じられないこともありません。もちろん実際は、子どもたちの知識や要求水準は、恐らくそんな大人たちの安っぽい計算よりもずっと上にいて、逆に大人たちを見下していたのだとおもいますがね。

  
  

だから作品的にはね、また、ゴジラの立ち位置についてもね、当時すでに中学生の自分としては興味の対象外だったわけです。今観ても、そういう「TVレベルでいいじゃないか」とか、「こんなもんだろう」の部分は、どうしても鼻についてしまって、正直言って完全肯定はやはりできません。ついでに言うと、この「上目線」の企画の姿勢は、厳しく言えば平成VSやミレニアムを含むゴジラシリーズ全体に最後までついて回った感じがします。最たるものが、以前にも書いた「VSキングギドラ」のタイムパラドックス問題や、「VSデストロイア」の体内原子炉問題(?)ですかね。

 
 

という、やっぱりね的なネガ感の部分とは別に、正直思いのほか頑張っていて面白いじゃないか、という、ポジティブな気持ちもしっかりと持っています。冷静に考えて、企画的には「核の脅威の象徴」であるゴジラが正義の味方を精一杯演じる「不自然さ」を乗り越えてほめたたえることはできないのですが、同時代の他のゴジラ作品同様、「作り手側の精一杯の頑張り」「スタッフの気骨」については素直に感銘を受けますし、当時的視野に自分をおいて楽しむ気持ちで受け入れる限り、これも他の作品同様「なかなか楽しめるぜ」というのが正直な気持ちです。よく見れば意外と(失礼!)特撮など頑張っていますし、やはりTV作品とは段違いの仕上がりなんだなと再認識しました。

 
 

「時代」と言えば、劇中主人公クラスの少年(小学生ですもちろん)が、新発明の試運転だと言ってナンバーなし保安部品なしの「ポケバイ」を、新興住宅地(開発中で家こそ少ない状況ではありますが・・・)の「歩道」で乗り回すなんてシーンがありまして、今では考えられないと半ばあきれながら見ておりました。のみならず例えばこの時代の男子の長髪(7:3ロン毛)やパンタロンスーツは今観ると、バブル期の女子の肩パットやフト眉と負けないくらい痛いところだなあなんてね。それらも含めて「映画は時代を映す鏡」(?)だなどと感慨にふけりながら(たまに)観る分にはね、これも良いのかなとおもいました。でもやっぱりね、「ゴジラ自分ランキング」上位には食い込めないな、というのも再確認・・・

 
 
  

さて、自分にとっての「東宝特撮映画DVDコレクション」は、これにて一巻の終わり、となりそうです。勝手な事ばかり書いてきて、関係者の皆様にはお許しをこう以外にないのですが、同時にこの上なく楽しませて頂いた2年間でもありました!本当にありがとうございました!

 

 

さて、また楽しいものを探さないとね・・・とりあえず「ビオゴジ」早く来ないかな・・・

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