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2010年1月30日 (土)

追憶の「団地の裏の竹やぶスタジオ」と「マイティ号」と「円谷プロ」

100130q1_2 「ウルトラQ」をはじめとする円谷プロの作品は少年時代の「大好物」。血となり肉となったものでした。ウルトラマンも、マイティジャックもね。ところで「マイティジャック」には、ちょっとナゾの思い出があるのです・・・ 

 

 

  

以前紹介した「ウルトラQ」のDVDボックスの映像特典に、昭和41年ごろの円谷英二監督のインタビュー映像が入っています。ウルトラシリーズでおなじみ実相寺監督の『現代の主役 ウルトラQのおやじ』という作品です。撮影現場の表情やご家族との団欒、息子さんの円谷一さんとの特撮談義、子供たちとの交流など、オヤジさんの人となりがとても生き生きと描かれています。現代ならさしずめ「メイキング映像」となるんでしょうか。この時代ではけっこう異色の企画だったのかもしれません。

 

そんな円谷監督と円谷プロには、「怪獣大好き」以上のおもい入れがあるんです。実家が円谷家のわりと近所だったと、まあそれだけの事なんですが。つまり円谷プロや東宝撮影所も比較的近くにあったわけで、ある種の親近感があったわけなんですね。

 

で、冒頭の「マイティジャック」にまつわるナゾについてです。「マイティジャック」は昭和43年(1968年)、当時破格の制作費1千万円ドラマとして話題になり、小学生だった自分も、大変期待をしておりました。ただ、始まってみると子供にはやや難解な筋立てで、マイティ号の活躍シーンもおもったほどでなく、ちょっとモヤモヤが残った作品ではありました。とはいえ「万能戦艦マイティ号」自体のカッコ良さはそれはもう最高で、プラモデルをねだったり結構入れ込んだものでした。

 

そんな「マイティジャック」の撮影は、当然円谷プロ(砧撮影所)で進められているんだろうな、と当時はボンヤリとおもっていたんでしょう。ところが、近所の団地の裏のほうの、竹やぶに囲まれた古い倉庫のような所の中になぜかプールがあって、その傍らに自分の身長より大きい、2Mはあろうかという「マイティ号」の模型が無造作に立てかけてある風景が、記憶の中に漠然とあるのです・・・

 

記憶をたどると、当時の友達にその情報を聞いて、たぶん3人くらいで自転車に乗ってそこを訪れた、という感じです。意外とすんなり中に入れてくれ、置いてあるミニチュアや機材を普通に見せてくれたとおもいます。プールは広いとは言えないサイズでしたが書き割りの空がバックにあったような気がします。その他覚えているのはマイティ号だけですが、艦橋の前側にある戦闘機の格納ハッチが開いていて、中がのぞける状態でした。その格納庫の内部隔壁部分が、どう見てもなぜかオレンジ色の「ダイヤブロック」(昔売ってた和製レゴのあれ)で組んであったようにおもえて、それがなぜか結構強い印象が残っているわけです。子供心にも、しょぼいな、とおもったような・・・

 

その後忘れていたのですが、おっさんになってから気になって帰省の折、心当たりを探してみたのですが全く痕跡すら見つけられずじまい。そのうちにはひょっとしたらこれは夢の中の出来事を、なにかのきっかけで「事実」と混同するようになったのではないか、とまでおもうようになりました。だって、いくらなんでもそんな竹やぶの中のスタジオで、ダイヤブロックで作ったマイティ号を撮影していたなんて、考えれば考えるほど、だんだん現実離れした話におもえてきましてね。少しばかり自分の精神状態というか、妄想癖があるのかと疑ってみる始末・・・

 

ところが!ネットというのは凄いもので、最近何となく「マイティジャック」でググって見たら、その「セルフ都市伝説ネタ」の、「団地の裏の竹やぶスタジオ」が実在していた事が分かりました!そこでまさに「マイティ号」の特撮シーンを撮影した事もね。当時そのスタジオを訪れた事のある方のサイトで、当時の貴重な写真や地図情報、スタジオの沿革など、詳しく載っておりました。それはほとんど記憶の通りで(竹やぶが敷地内にあったかどうかは不明ですが・・・)、ほぼ40年の時間が、自分の中で埋まった瞬間でした!

 

そのスタジオは「栄スタジオ」という貸スタジオで、当時円谷プロが借り受けて特撮に使用していたそうです。70年代半ばには姿を消したということで、自分が大人になってから捜索した時には既になかったわけです。

 

 

子供なりの、冒険にも似たワクワク体験でした。幸いにも妄想ではありませんでしたが、ある意味夢のようなひと時だったのでしょうね。そんな事も、今でも東宝&円谷特撮にこだわってしまう、自分なりのモチベーションというわけなのでしょう。

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