“50代の落書き”「フィフティズ・グラフィティ」のコンセプト

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2009年7月19日 (日)

クイックエース 「ビフォーアフター」 とりあえずの総決算

090530qa1411974年に入手した自転車が、35年間たった現在もたしかに現役でがんばってくれています。ただ、実際は基本コンセプトまで変更したと言って良いくらいの、大幅なレストアとリフォームをおこなった結果でもあります。もしも口がきけたら、この写真をみてつぶやくかもしれません。

「わからない。わたし二人目だから・・・」

  
  

090530qa131 冗談はさておき、もともと輪行ランドナーとして生を受けたわけで、当初はそれにふさわしい使い方をしていたとおもいます。青春期の思い出づくりや経験値アップに、重要な役を果たしてくれたと感謝しています。 思えば高校生にはゼイタクな自転車だったといえ、大分援助してくれた親にも感謝ですね。いっしょに走ってくれた友人たちにも同様に感謝です。

 

070722qa1 それがいつかクルマやバイクに取って代わられ、自転車もロード改の「気軽さ、軽快さ」におされて出番が激減。一度は自家塗り再塗装でリフレッシュするも、しまいにはメカトラブルもかさなり、放置状態に・・・

 

ある日完全修理を決意し、全バラに挑戦するも、クランクのコッターレス抜き工具取り付けネジ山がバカになるトラブルでクランクがはずせず、バラバラの状態でまた2年近く放置・・・

 

071125qa2 ようやく「オキテ破りのギヤプーラー作戦」でクランクをはずしBBやヘッド小物まで取り外し、レストア可能状態に。各パーツはみがいてみがいてまたみがく日々。フレームも再塗装前提で下地づくり。

 
  

ここで、どのような自転車に仕上げるべきか、真剣に悩むことになりました。

 

080301 最初の再塗装時は95年ごろでしたので旧規格パーツも比較的入手しやすく、それほどこまらずに修復できました。それでも今おもうと、調布の神○さんも名○屋のカ○ーさんも、以前ほどあれこれお持ちではなかったような気もします。

 

まして今回は、ほとんど完全に規格が変わった後であり、元通りは不可能ではないものの、旧世代の正直たいしたことのないパーツをプレミア価格で入手するのは、あまりおもしろくないなと感じました。 

  
080608003 で、いっそのこと、別の自転車に「変身」させてしまうことを決心したわけです。クランクが抜けず放置していたときには、半ばあきらめてはやりのミニベロ系や電動アシスト系買い替えまで考えました。それは用途としてツーリングより街乗り、ロングライドより気楽な日常使いがけっきょく中心になると考えたからです。せっかくくみ上げても、気楽に乗れなければどうせまた放置してしまう・・・

  
  

そこで自分なりに街乗り仕様を検討してみると、当時ブームになりかけていた「クロスバイク」なるものが、目的にあった方向性をもっていること、カンティやゆったり目のホイールやギヤ比などランドナーと相通ずる要素がけっこうあることがわかってきました。フラットハンドルなど、手持ちのパーツを流用できそうなのも決めてとなり、ここに「クイックエース クロスバイク化計画」が正式スタートする運びとなりました。

 

090626qa3 フレーム周りもパーツ類も、もうこれ以上は分解できないというところまでばらばらにして磨き上げグリスアップし、慎重に調整しながらくみ上げたのですが、なにせひさびさの自転車整備、しかもここまでばらしたのも初めてということで、正直かなりてこずりました。友人が古いサイスポ増刊の、自転車整備読本のようなものを持っていたこと、なにより今はネット検索で、貴重な情報がかなりえられたことに助けられ、07年の夏にはなんとか走り出すことができました。

  
090315qa1 ランドナー時代と比べると、キャリアやドロヨケがないこと、灯火類がLEDの乾電池タイプに変更、サドルがプラベース、その他小物も現代風と、まあ遠めに見れば今風の「クロスバイク」の仲間になんとか見えるかなという感じにこぎつけたとおもいます。

 

ここから先は、走っては調整、走っては調整が続くことになりました。同時に、調子の悪い部品は少しずつ更新してゆきました。

 

そして最大の変更は「700Cホイールのインストール」で、決して人には進められない怪しげな方法ながら、結果オーライで実現する事ができました。ブレーキまわりの現代化もあわせ、08年の秋には「クロスバイク化計画」はほぼ一応達成できました。

 

090712qa1 ここで、さらなる実用性向上と、デザイン性の向上を目指して、コンセプトの修正をおこないました。もとネタが旧車ランドナーであることを生かして、あえてヨーロッパ旧車風味をいれながら、同時に街乗り実用性を向上させるため、センタースタンド、マッドガード(ブルーメル)、革サドル(タイタニコ)を投入。尾灯はLED式にして、安全性を向上させました。バックはTOPEAKのツーリングタイプを、必要なときだけハンドルにアダプタをつけて使用しています。

 

画像は、ここまでのエポックなタイミングの改修履歴です。パッと見あまり変わりませんが、よく見るとホイールが650Aから700Cにとか、ドロヨケがついたとか、ころころ変わっています。
最後の画像の状態がまさに「現在」です。たしかに35年前の姿とくらべれば、「二人目だから・・・」と言われてもしかたないでしょう。アルプス クイックエースの本来の姿である、タフネスと分解機能については、後退したといわざるをえません。少なくとも分解機能は、必要性も感じてますので今後の課題です。

 

それでも、旧世代の設計と主要部品を生かしながら、現代の自転車に近い軽快なイメージと乗車感がある程度だせたとおもいます。今、最新のクロスバイクに買いかえようとは、もはやおもいませんもの。

 

もっとも、冷静に考えると、実はかなりの部品を買いかえてもいるわけで、もう一台買えたくらいの費用がかかっているんですよね・・・  「だって、二人目だから・・・」

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