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2009年6月21日 (日)

クイックエース 「ビフォーアフター」 その5  ブレーキ台座の謎

090621qa1マファック クリテリウムといえば、ランドナー界ではヤオヨロズの神の一人であらせられたわけですが、実は「ゼンゼンキカナイブレーキ」でした。しかし真実を語ることは神へのボウトクとして、長いあいだタブーとされていました・・・かな?

  
  
  
  
  
  
  

名品といわれたブレーキですから、たぶん正しいセッティングをすればそこそこ効くとおもいます。ただ、自分ではいくらこねくり回してもロックするほどは効いてくれず、とうとう長年のシロウト整備による金属疲労で、本体が逝ってしまいました・・・

  
  

これを機会に、ちがう銘柄への変更を決意!いろいろ検討したのですが、ここでこのフレームが入手当初からかかえる、ある問題にふたたびつきあたりました。

  

090621qa2 フロントのカンティ台座の芯芯寸法が、57mm程度しかないのです。これはかなりせまいとおもいます。そのため、リヤ(67mmはある)にくらべるとリムとの関係に非常に無理がでてしまいます。これがまさに理想的な調整ができない最大の原因でした。




  

なんでこうなっているのか、まったく理解ができません。というか、この設定自体がおかしいのかどうかがまずわかりません。フォークへの台座のつき方を見る限りとくに不自然ではないし、フォーククラウンも普通のもので、11/2幅のマッドガードが入りました。また、付属のフロントキャリアも問題なくカンティ台座止めでした。クイックエースのフレームは「TOEI」製ですので、いくら35年前の製品とはいえ、ミスとは考えにくいです。あるとすれば、マファックはQA標準仕様ではありませんので、銘柄は不明ですがもともとの標準設定部品の仕様(DIA-COMPEあたりの気がします)にあわせたままだったのかなとか、当時の国産規格とフランス製の相性、もしくは当時の「TOEI」の標準設定なのかななどが考えられます(他にも不可解な寸法どりの箇所がありますので・・・)。原因はまったく不明ですが、こういう細かい点の対応が、フルオーダー(部品ごとの設定に対応可能)とセミオーダー(細部の仕様は原則固定)の差といえるのかもしれません。

 

とにかく、現在販売されているカンティ系のブレーキは、明らかに70mm以上の芯芯寸法を要求しそうなデザインのものばかりで、とても着けられそうにありません。クリテリウムリスペクト系のデザインのものの中には、いけそうなものもありました。しかしこれらは構造やテコ比設定が基本的に変わらないわけで、性能向上は望めそうにありません。

  
  
  

090621qa3 で、見つけたのがシマノの廉価版、「アルタス」でした。前後で1,600円程度(シュー付)と信じられないくらいゲキ安ですので、「とりあえず急場しのぎで」と購入し、取り付けてみました。

  
  

おなじカンティタイプとはいえ、設計思想がまったくちがいますので、最初はとくに図体のごつさとワイヤーの取り回しに違和感がありました。とくに千鳥ではなく妙なアウターワイヤータイプのアーチワイヤーで引き上げるのですが、このアーチワイヤーがデンデン太鼓みたいなデザインでなんともカッコ悪く、のちに上級用のアルミ切削タイプに変更しました。

  

ところがこれが、いいんですねぇ、性能が!左右バランス調整にコツがいりますが、マファックにくらべれば何てことはありません。家の前の激坂下りで簡単にロックできるのには正直感動しました。テコ比のとりかたが優れているのと、全体に剛性が高いためだとおもいます。ブレーキシューは島野としては廉価タイプですが、問題なく効きます。その後、MTB用の前後に長いものに交換してみましたが、とくに改善されませんでしたので今は戻しています。このシュー、実はクリテリウムにもしばらくつけていましたが、マファック製よりよっぽどよく効きます。

  
   
  
  

080301 とはいえ、謎のブレーキ台座設定のために、とくにフロント側の調整はいまひとつすっきりしません。なんかセンターがあまくて・・・実はスポークもリムもかなり傷んでいて、センター出しがままならなくなってきています。リヤスポークは曲がっているのもあるようです。なんとか避けたいとおもっていた「スポーク張り替え」ですが、重いコシを上げざるをえなくなってきました。こうしてどんどんハマッてゆくんですよね・・・

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